2011年 09月 29日
モンテッソーリ教育を思い出した一日のこと |
すでに長女は18年前
次女は16年前に卒園しているのですが
懐かしい思い出と、現在も続くたくさんの素敵な出会いを
もたらしてくれたのがムスメたちがお世話になった幼稚園なんです。
ル・マタン・イデアルのメンバーにも
たくさんのモンテッソーリつながりの方がいらっしゃいます。
今では少なくないモンテッソーリ教育を
導入している幼稚園なんですが、Rが大学時代に
教育学の時間にモンテッソーリとシュタイナーについて
学んだ時の衝撃は大きかったです。
「こんな教育があるなんて!自分も受けたかった~」
という思いが娘の幼稚園を探す際の決め手になったのだと
思っています。
先日幼稚園時代から、ずーーっと仲良くしていただいている
友人と幼稚園のバザーにでかけました。
なんて小さい・・・・
下駄箱、そこにはいっている上履き、椅子、ドア、トイレ・・・・
どれを見ても小さくて・・・・かわいい・・・・・
友人と二人、もはや孫を見るようなもんね、と言って
出かけたのですが
(いえ、まだおばあちゃんなんて言われたくはないですけど!)
実際そのかわいらしさは、時を過ぎた今だからこそ
しみじみと深々と胸に迫るものがあります。
そして、びっくりしたのが先生方の記憶力!!!
名前はもちろん、友人の息子さん、我が家のムスメたち
年令もしっかり覚えていてくださり、近況を尋ねてくださる
なんでそんなに覚えていられるの!?と友人と二人で驚愕の思いでした。
私たち二人が大好きで、お世話になったシスターお二人にも
お会いすることができうれしくてたまりませんでした。
で、シスターのおススメもあり、思わずオトナ買いしたのが冒頭の写真
とこちら
ビーズのお人形ストラップ。
カナダのシスターたちが日本のことを大変心配しながら
手作りなさったというこのストラップ。
生まれて初めて、それもあんな大きな地震を、バスの中で経験されたカナダ人のシスター
ほんとうに怖かった、、、と。
若いバスの運転手さんの落ち着いた行動が素晴らしかった、でも
神様に地震だけでも十分に恐ろしい、それなのになぜ津波まで?と
思わず問いかけた、とおっしゃっていました。
天災は神の御業ではないとよく理解なさっているシスターですら
そのように思わざるを得ないような状況だったのだと
改めてこの2011年という天災にばかり見舞われるような
年のことを思いました。
祈りという行為が何をもたらすのかは確たる答えもなく、
むなしい行為のようではありますが
一日も早い復興を!と
祈り続けることが、こんなにも平和である東京にいる私たちの
務めでもあるのだ、と思った一日でした。
モンテッソーリ教育の根幹には
子供の自立を促すというポリシーがあり
それをひとことでいうならば
「わたしがじぶんでできるようになるようにてつだって」
という子供の思いに沿っていくものだ、と勉強会で習いました。
わすれられないのが
まず、やってみせ、やらせてみせ、ほめ、しかり、の順でね
と言われたことです。
ちなみにモンテッソーリでは26歳までは、何かしらの「援助」を必要とするのが
ヒトなんだそうです。
26歳、いろいろな意味で興味深いですね。
我が家はもう少し、モンテッソーリでいうところの「援助」が必要な
ムスメたち、です。
by lematinideal
| 2011-09-29 12:00
| 日々のこと