2010年 05月 22日
Toile de jouy ~トワル ド ジュイ~ |
このデコパッチペーパーを見ては
何か名前があったはず・・・と気になっていたのですが
やっとわかってすっきり!しました。
ちょっとばかりうんちく話っぽいですが
ご興味あれば、お読みください。
フランス、ベルサイユから4,5km南にある
Jouy en josas( ジュイアンジョサス)
という街は、15世紀に始まった東洋貿易によってもたらされた
インド更紗の技術を、独自に発達させた捺染技術(トワルパント)を
用いて、一大繊維産業の街として栄えたのだそうです。
そこの布地がトワル ド ジュイ、つまりジュイ地方の捺染と
呼ばれているそうで、ここ数年、インテリアファブリックで
こういった人物柄の生地がよくつかわれています。
(石川遼選手の出演するCMで
背景に見える壁紙?カーテン?このトワル ド ジュイです!)
かなり高価な布地が多いのですが
凝り性の人が多い、カルトナージュをなさる方々は
よくこのトワル ド ジュイを使って作品を作っていらして
展示会などでもよくみかけます。
名前を覚えようとしては忘れ、なんだっけ???ということの連続。
ペーパーナプキンにも
こんな柄があるあたり
ヨーロッパでの定番的な柄なんでしょうか。
現在その地域の繊維産業は
衰退してしまっているようですが
長きにわたって愛され続けているものなわけですね。
長らくなんていう名前なんだろう?と思っていたものが
わかりすっきりしましたが
もうひとつ、今日判明したのがロゼット↓
ヨーロッパの室内装飾で
モールディングなどと組み合わせてよく使われているものです。
昔行ったドイツとフランスで、天井に取り付けたシャンデリアの周囲に
こういったレリーフの飾りがあるのを見て、なんだろう?と
憧れていました。
判明したのは自由が丘のヘアサロン
pudicoのオーナーのMIKIさんのおかげでした。
MIKIさんは手作りインテリアが大好きで
サロンの壁もスタッフと塗ってしまったり
壁紙も貼ったり、ないものは作る!というすごい方。
「気になってる天井につける
シャンデリアの根元の飾りがあるんだけど、名前がわからない」
と話したら
「ロゼッタでしょ、僕店につけてますよ、見てください」
といきなり判明。
その後マニアックな
手作り談義で盛り上がり、爆笑でした。
by lematinideal
| 2010-05-22 00:30
| 日々のこと