2009年 10月 12日
From U.K ~Pooh&Peter~ |
絵本の読み聞かせ
って子供が小さいうちには
誰でもなさることだと思うのですが、
大概子ども自身が字を読めるように
なると、お役ごめんとなることが
多いものだと思います。
私もせいぜい幼稚園くらいまでしか読み聞かせ
はしていませんでした。
子供が小学校高学年になったころ
「お母さんが本を読んで聞かせるということは
自分で本を読む、という行為とは
まったく異なる読書体験であり
いくつになったら終わり、と決められるものではない。
子供がせがむうちはいくらでも読んであげてください。」
・・・・と読み聞かせのプロの人が言っているのを読み
まだ間に合うんだ!と再開したのを覚えています。
小学校高学年で?果たして喜ぶのかしら?
と疑ったりもしましたが、読んでほしい?と聞いたところ
思いのほか好評で受け容れられ
いまだに「あれはよかった!」とムスメたちに言ってもらえる
数少ない育児の武勇伝となっています。
(チョコレート工場の秘密を読みきったのは達成感ありました!)
MMさんもPoohやPeterお子さんにを読み聞かせて育てて
いらした方です。今回の旅では英国文学の
本物に触れる機会もたくさん作っていらっしゃいました。
From U・Kの番外編のお届けです。
今日はフ゜ーとピーターにまつわる写真です。
この夏、何度も(5回!)足を運んだ美術館、V&A(Victoria &Albert Museum)。
いつ行っても模写する人たちが見られますが、
有難いのは、模写している人たちが座っている「折りたたみ式の椅子」が至る箇所に置いてあること。
BritishMuseumにもありましたが、誰もがこれを持って館内を歩くことが出来、
疲れた時は腰掛け、また好きな作品の前で椅子を広げ鑑賞することも許されます。
軽量でコンパクトで、なんという贅沢。
(日本だと、有名な作品が来ると「絵の前では止まらないで下さ~い、
ゆっくり歩行を進めて見てくださ~い」って言われてしまいますもんね。)
V&A内のReading Roomに行き、所定の手続きをとると、
普段展示されていない原画を手にとって(!!)見ることが出来ます。
E.H.Shepherdの原画こそ、本物のプーさんですよね。
3時間後、学芸員にまだまだ見足りないわ~って言ったら、
今日ご覧頂いたのは「tip of the iceberg」
(まだ「ほんの氷山の一角です」)って言われました。
(ちなみにメアリー・ポピンズのイラストはShepherdの娘のMaryです。)
Poohの本で必見は、登場人物たちの住みかを確認するのが楽しみだった森の地図。
「昔、昔、おお昔。。。この前の....金曜日ごろのことなんだがね...」という箇所は、
幼かった私の息子に大ウケで、必ずここで二分間くらい笑いころげ、
「もいっかい読んで」って言ったっけ。
思えば、私はクマのプーさんと息子から
”イングリッシュ・ユーモア”を教えてもらったような気がします。
今回、もう一つ見たかったのは
B.Potterの「Rabbit's Dream」(ウサギの夢)という原画。
Potterが湖水地方と出会う前の
「世界一好きな場所」
である祖母宅の寝室を描いた作品。
ウサギの息づかいが感じられるほど精巧なペン画です。
(ここはV&A Archivesと呼ばれる
歴史的資料の保管場所(V&A別館)にあり、事前にアポが必要。)
それにしても、Potterはディス二ーに
Peter Rabbitの版権を売ることを拒否したことは実に賢明だった!
そして今回、上記の寝室を
(実はロンドン郊外のHatifield Houseの近くだったのですが)
全くのプライベートな邸宅となっていたにもかかわらず、
偶然と幸運が重なり見せて頂きけました。
ベッドにかけてある長靴下まで、原画のまんま。
MMさんの行動力のすばらしさには
恵まれた英語力、という裏づけがあるのも
確かですが、こんな風に英国での滞在を
楽しむ方法もある、ということも
お知らせしたいなーと思い掲載させて
いただいています。
メアリー・ポピンズが大好きだった少女のころ
英国はひたすら憧れの国でした。
大人になって実際行って見たらがっかりするような
現実も多々あることは確か。
それでも街のたたずまいや
美術館のあり方、やり方
振舞い方などなど
ニッポンにないもの、学ぶべきもの
はたくさんある、と感じています。
って子供が小さいうちには
誰でもなさることだと思うのですが、
大概子ども自身が字を読めるように
なると、お役ごめんとなることが
多いものだと思います。
私もせいぜい幼稚園くらいまでしか読み聞かせ
はしていませんでした。
子供が小学校高学年になったころ
「お母さんが本を読んで聞かせるということは
自分で本を読む、という行為とは
まったく異なる読書体験であり
いくつになったら終わり、と決められるものではない。
子供がせがむうちはいくらでも読んであげてください。」
・・・・と読み聞かせのプロの人が言っているのを読み
まだ間に合うんだ!と再開したのを覚えています。
小学校高学年で?果たして喜ぶのかしら?
と疑ったりもしましたが、読んでほしい?と聞いたところ
思いのほか好評で受け容れられ
いまだに「あれはよかった!」とムスメたちに言ってもらえる
数少ない育児の武勇伝となっています。
(チョコレート工場の秘密を読みきったのは達成感ありました!)
MMさんもPoohやPeterお子さんにを読み聞かせて育てて
いらした方です。今回の旅では英国文学の
本物に触れる機会もたくさん作っていらっしゃいました。
From U・Kの番外編のお届けです。
今日はフ゜ーとピーターにまつわる写真です。
この夏、何度も(5回!)足を運んだ美術館、V&A(Victoria &Albert Museum)。
いつ行っても模写する人たちが見られますが、
有難いのは、模写している人たちが座っている「折りたたみ式の椅子」が至る箇所に置いてあること。
BritishMuseumにもありましたが、誰もがこれを持って館内を歩くことが出来、
疲れた時は腰掛け、また好きな作品の前で椅子を広げ鑑賞することも許されます。
軽量でコンパクトで、なんという贅沢。
(日本だと、有名な作品が来ると「絵の前では止まらないで下さ~い、
ゆっくり歩行を進めて見てくださ~い」って言われてしまいますもんね。)
V&A内のReading Roomに行き、所定の手続きをとると、
普段展示されていない原画を手にとって(!!)見ることが出来ます。
E.H.Shepherdの原画こそ、本物のプーさんですよね。
3時間後、学芸員にまだまだ見足りないわ~って言ったら、
今日ご覧頂いたのは「tip of the iceberg」
(まだ「ほんの氷山の一角です」)って言われました。
(ちなみにメアリー・ポピンズのイラストはShepherdの娘のMaryです。)
Poohの本で必見は、登場人物たちの住みかを確認するのが楽しみだった森の地図。
「昔、昔、おお昔。。。この前の....金曜日ごろのことなんだがね...」という箇所は、
幼かった私の息子に大ウケで、必ずここで二分間くらい笑いころげ、
「もいっかい読んで」って言ったっけ。
思えば、私はクマのプーさんと息子から
”イングリッシュ・ユーモア”を教えてもらったような気がします。
今回、もう一つ見たかったのは
B.Potterの「Rabbit's Dream」(ウサギの夢)という原画。
Potterが湖水地方と出会う前の
「世界一好きな場所」
である祖母宅の寝室を描いた作品。
ウサギの息づかいが感じられるほど精巧なペン画です。
(ここはV&A Archivesと呼ばれる
歴史的資料の保管場所(V&A別館)にあり、事前にアポが必要。)
それにしても、Potterはディス二ーに
Peter Rabbitの版権を売ることを拒否したことは実に賢明だった!
そして今回、上記の寝室を
(実はロンドン郊外のHatifield Houseの近くだったのですが)
全くのプライベートな邸宅となっていたにもかかわらず、
偶然と幸運が重なり見せて頂きけました。
ベッドにかけてある長靴下まで、原画のまんま。
MMさんの行動力のすばらしさには
恵まれた英語力、という裏づけがあるのも
確かですが、こんな風に英国での滞在を
楽しむ方法もある、ということも
お知らせしたいなーと思い掲載させて
いただいています。
メアリー・ポピンズが大好きだった少女のころ
英国はひたすら憧れの国でした。
大人になって実際行って見たらがっかりするような
現実も多々あることは確か。
それでも街のたたずまいや
美術館のあり方、やり方
振舞い方などなど
ニッポンにないもの、学ぶべきもの
はたくさんある、と感じています。
by lematinideal
| 2009-10-12 12:31
| 旅の記憶